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ここでは過去の日記や、旧Journalコーナに掲載されて、
もう更新されない(可能性の高い)コンテンツの収納庫(トランクルーム)です。


□古い日記
□著作権について
□ヴァルハラ
□伝えたいもの
□旧ゲストブック
□きっかけ
□ありがとう


著作権について

山本は「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」に所属しています。

今、新古本とかマンガ喫茶の件で
漫画家の著作権が侵害されているのでそのことについて
作家同士が何か手を打とうとしているわけです。

以前にもDIARYで書きましたがマンガ家というのは
実は原稿料はほとんど残らないんです。
仕事の量にもよりますが週刊作家だったら普通4,5人の
アシスタントを雇っています。
少ない人でも3人、多ければ6人も7人も雇う必要があるわけです。
それだけの人に給料を払いつつその人数分の机を入れられる
部屋を借り、(泊まりの場合は寝る部屋と布団も)
食費や交通費、光熱費を払えば基本的に
原稿料はほとんど残りません。
だからマンガ家の収入は単行本の売り上げであるところの
印税に頼っているわけです。
ところが新古本やマンガ喫茶ではたとえ10人の人に読まれようとも
印税は最初に買われた1回分しか入りません。
それはマンガ家にとっては死活問題なのです。

何よりマンガ家には将来の保証がありません。
連載が終わって次の連載が決まるまでに1年以上かかるのは
この世界ではザラです。3年後は何をやっているかさえ何の保証もないのです。

私はパソコンを持っていますがPCソフトはすべてお金を出して買っています。
MACだからソフトも高いし
頼めばコピーさせてくれるだろう友達もいますが
著作権に携わるものとしてしてはいけないことはしません。

最近は長者番付に漫画家の名前が結構載るので
マンガ家というと儲かる職業だと思われていますがそれも大きな間違いです。
長者番付に載る可能性があるのはせいぜい1割いるかいないかで
なんとか暮らしに余裕のあるのは2割。
たぶん5割の人は暮らしていくのが精一杯で
さらに2割はバイトをしなければ生活できないでしょう。

最近はカードゲーム化とかゲーム化や小説化とか
いろいろされますがそれも単行本が重版されなくなったために
マンガ家の利益を確保するために行われている側面もあるのです。

さて、誤解の無いように書いておきますが私たちは別に
新古本制度やマンガ喫茶をつぶせといっているわけではありません。
ただ、マンガ喫茶の利用代金を少しあげてでも
読んだマンガの著作権者に少し利益が回るようにしてほしいのです。
私たちの著作権を横取りして儲けている人たちに対し
人から借りたふんどしで商売するのなら
ふんどし代ぐらいは払ってくれと・・・そういうことですね。
個人が友達にオススメの本を貸すのと
それを商売にして儲けるのでは大きく違うのです。

どうか読者の皆様にはこうした著作権を守る活動に対し
ご理解くださるようお願い申し上げます。


                      (2002.1.16)

ヴァルハラ

ついにヴァルハラの謎が明かされましたね。
そう、「神々の座す処」(かみがみのいますところ)
という意味です。

この主人公の働く病院をスーパー病院にするという発想は
実は読み切り時からありました。
でも決められたページ数の中でそのことを描いていると
他のもっと大事なことを描くスペースが小さくなってしまうので
今まで裏設定にとどめてきたわけです。

ヴァルハラという言葉の裏には残念ながら
病院にはふさわしくないと思えるものもあります。
(そりゃあ、よく考えれば神々のいるところは天国だわな。 (^_^;) )

もともとは「最終防衛線」みたいな言葉をイメージしてたんですよ。
病からの最終防衛線みたいな感じで。
担当とふたりでかなり探してそれでもハマるものがなく
ある日ふと思ったんです。
「神々のいるところみたいな意味じゃダメかな。」
そんな時ギリシャ神話(!?)に詳しい知り合いから
初めて「ヴァルハラ」の言葉を聞いたんです。
いい、響き的にもカッコいいし、イケる! \(◎o◎)/!

ところが調べると裏の意味とかもわかってきて
できれば同じ意味で他の言い方はないかと
ずいぶん探したのですがなかったんですなあ、これが・・・。(T▽T)
だって「オリンポス」じゃダサダサでしょう?
使い古されてるし・・・。 (^_^;)

ですからあまり深い意味にとらわれずこのマンガでは
「神々の座す処」としてのみ使っていこうと思っています。
みなさんもそのつもりでいてください。

実は「安田記念病院」でもモメたんだよね。(;-_-;)
以前、「安田病院」というところが
医療費の不正請求で問題化したことがあって
私はその事件はニュースで知っていたんだけど病院の名前までは
はっきり覚えていなかったんです。
読み切り後、指摘されて初めて気が付いたわけで・・・。( ̄□ ̄;)!!

連載にあたり病院名を変えることも検討したんですが

1.「安田病院」自体がもう解散してしまって存在しないこと。

2.どんな病院名にしても現実に存在する可能性があり、
  そこが今後問題を起こさないとは限らないこと。

3.「安田」と名付ける明確な理由があること。
   (院長の名前であり、モデルがいること)

の3つを考えて、「安田記念病院」で通すことにしました。

もし「安田病院」が解散してなかったらいくら私でも変更しただろうね。
まあ、そんなこんなでいろいろ誤解を受けやすいマンガではあるのですが (^_^;)
とにかく細かいことが気にならないほど面白くするつもりですので
みんなついてきてくださいね。(^-^) 

ヴァルハラがなんのために作られて
最終的にどういう事を目指しているのかは
連載が続けばおいおい出てくるでしょう。
そんなことも想像しながら読んでみると面白いかもよ。

ではまた。

                      (2001.5..23)

伝えたいもの

伝えたいものがあるんだ。
私には伝えたいものがあるんだ。

それは手術の術式とか看護婦さんの勤務形態とか
医師の髪型や服装とか投薬の順序とかじゃなくって
もっと心が震えること。
もちろん上に上げたようなことも大事です。
何たって医療マンガなんだから。

でもこれらは現実、リアルな話。
私が描きたいのはなんです。

だから時にはお話を面白くするために
演出も加えるし省略もします。
リアルであることと夢とおもしろさの三つを同居させるのは
少年誌という枠の中で今のページ数ではちょっとムリだから。

リアルさに目をつぶって伝えるべきものを伝えるために。

よりわかりやすくより魅力的な絵でより夢のある話を描く。
.今はそれだけを考えています。

伝えたいものがあるんだ。
私には伝えたいものがあるんだ。
それは心が震えること。


届け、この想い。

                      (2001.5.12)

ゲストブック

この場を借りて4月15日分の日記から
ある一文を抜粋して載せます。
以下はその日記です。

今日初めてゲストブックから一つの分を削除しました。
それは悪意に満ちた・・・とまではいかず、
ある意味程良く抑制の効いた
きっと理知的な方が書かれたのだろうと
推測できる文だったのですが
メールアドレスが書かれていなかったのと、
これを見た他のファンの方々を不快にさせるおそれがあり、
なおかつ放置した場合、
もっと悪質なカキコミを誘発する可能性があると判断したからです。

このサイトも一応公共の場なので
中傷のたぐいのものはご遠慮いただきたく思います。
それでもこれだけは言いたいというものがありましたら
ぜひ直接メールにて送ってください。
中傷だと判断した場合は途中で読むのを止め、
ちゃんとした感想の範囲内での抗議や批判に対しては
返信まで約束できませんがそれを糧にまた作品に生かしていきたいと思います。

山本は作家なので言葉で語るのでなく作品によって応えるのが本筋です。
まだ輝も序盤ですので今後を見ていてくださるようお願いします。

どうかご理解ください。m(_ _)m

応援のメールをくださった方がた、本当にありがとう。
ウソでなく涙が出そうになりました。(T▽T)
今はとにかく面白い作品を描くことに全力を尽くします。
ありがとうございました。

                      (2001.5.12)

きっかけ

読者のyamさんからマンガ家になったきっかけを訊ねられたので
今回はちょっとそのお話をしようと思います。

山本はとにかく子供の時から絵が大好きだったのですが
小3の頃3歳年上の兄が大学ノートにマンガらしいものを
描いていたのですよ。(もちろん鉛筆で。まあ誰でもやるわな。)
上の兄弟のやることを真似て私も描き始めたのですが
兄はさっさと卒業し、私はずっと続いているっていうのが
もともとのきっかけでしょうか?

新潟の、特に私が生まれた村なんぞは思いっきり雪国だったので
冬は家の中で遊ぶしかなかったのも大きいかもしれません。
(そういや新潟ってマンガ家多いよなー。)
親がペンやインクを買ってくれたのは小5の頃でそれからずっと
描いた作品にはエンドマークをつけ続けています。
プロになるまで500枚以上は描いたかなあ。

当時はコミケなんてなくて同人誌といえば自分たちで
肉筆回覧誌を作るとかせいぜいお金を出し合ってちょっとした
印刷物を作るとかのレベルだったわけですが、(うーん、年がばれるな(;-_-;))
幸い私は大手の作画グループという同人会に入っていて、そこそこ認めて
もらっていたので描いた作品はほとんど印刷物になってました。

山本は基本的にものぐさなので当時コミケがあったとしても
きっと本を出したりできなかったでしょうね。
描くのは好きだけど編集という作業が嫌いなんです。
だってめんどくさいんだもん。(^┰^;)ゞ

話がそれたけどそんなこんなで描く場所と読んでくれる人を
確保できていたので何も考えず描き続けて今日に至ったわけです。
高校の時には口にこそ出さなかったけどもうマンガ家になるって
思いはありましたね。だって勉強以外でずっと続けているのって
マンガだけだったしね。

そうそう、なったきっかけとは違うけど
影響を受けたマンガ家さんといえば車田正美先生がいます。
いやー、ハマったんですよ「リンかけ」。(知ってる?)
好きだったなー剣崎。
ファンレター送ったりチョコレート送ったり。
バレンタインデーとかはプレゼントも多いだろうからわざわざ
車田先生の誕生日にプレゼント贈って剣崎の色紙をゲットしましたっけ。
今でも寝室に飾ってありますが。(*^▽^*)
地元では一番早くジャンプを売る所は駅のキヨスクだったので
親には「部活で朝練がある」とかウソを言って家を出て
学校とは反対方向の駅まで雪道を歩いて行ったりしてね。(^_^;)


剣崎


本当に発売日が待ち遠しくてワクワクしながら買いに行ったあの体験が
マンガ家となった今ではとても大きいです。
私のマンガでも読者のみなさんにそう思ってもらえたら・・・。
ワクワクしてもらえたら・・・。
それが作品制作の原動力になっているからです。

立場や責任こそ変わりましたがアマチュアの頃も今も基本的には同じです。
下描きをし終わっていい顔が描けたといってはニヤニヤ( ̄ー ̄)、
ペン入れをしていい線が描けたといってはニヤニヤしている。
ただのマンガ好きがマンガ家になった、それが私なんです。

                      (2000.4.12)

ありがとう

山本航暉です。まずはヴァルハラに来てくれてありがとう。
「ゴッドハンド輝」もついに16号からマガジンにて連載開始。
がんばるからよろしくね。

えっ!?ヴァルハラ!?ヴァルハラの意味・・・?
へっへー、それは今は秘密。
「輝」の10話目ぐらいで明かされる裏設定なので
楽しみにしててください。

「輝」が読みきりで載ったのが昨年の7月だから
もう8ヶ月か。早いー。ひー。
他のマンガ家さんが1年も姿見せないと長いなーって思うけど
とんでもないスね。休んでないです。サボってもないです。
企画してるんですよ。ずーっと。

さて、山本は航暉(かずき)というペン・ネームで連載するのは
これが初めてです。
これまでは晃(あきら)というP・Nで「彦佐」という作品を
描いてたんですけど ある日国会図書館から
「同姓同名の作家が3人いるので区別のために生年月日を教えてくれ」
という照会が来たんですよ。何たって山本も多いわ晃も多いわで。
これでちょっと字が違ったら明、章、彰、亮・・・。
ああ、いったい何人いるんだか・・・。

「彦佐」が終わったとき、改名するならここしかないと思って
姓名判断の先生に見ていただいていい字画を出してもらったわけです。
その字画の中で好きな字を選んでいいって言われたんだけど
普通に選ぶと「ショウケン」だの「コウショウ」だのどこかの宗教家
みたいな名前になりそうでそれはボツ。
響きはいいけど字が嫌いというのもボツ。
そんな中で「おっ、これは」と思える物が航暉(かずき)だったわけです。
普通は読めないだろうけどね。

ま、そんなわけで21世紀は気分も一新、新しいペンネームで
「ゴッドハンド輝」を始めます。

「彦佐」を読んでくれてた人も「輝」が最初の人もよろしくお願いします。

                      (2000.3.14)